Age-related incidence of spontaneous tumors in SPF C57BL/6 and BDF1 mice

K NAKAMURA, K KURAMOTO, K SHIBASAKI… - Experimental …, 1992 - jstage.jst.go.jp
K NAKAMURA, K KURAMOTO, K SHIBASAKI, S SHUMIYA, K OHTSUBO
Experimental Animals, 1992jstage.jst.go.jp
抄録 SPF 条件下での老化動物育成過程で自然洗した C57BL/6NCrj (CR, 雌 535 匹, 雄 590 匹),
C57BL/6CrSlc (SL, 雌 502 匹, 雄 463 匹), C57BL/6NCrj× DBA/2NCrjF 1 (BD, 雌 298 匹, 雄
346 匹) マウスの自然発生腫瘍の頻度を検討した. 腫瘍は CR 雌の 77.4%, 雄の 79.2%, SL 雌の
69.7%, 雄の 55.1%, BD 雌の 75.8%, 雄の 78.0% にみられた. 2 年齢以上生存したマウスは高率
に腫瘍を有していた. 最も長寿命の BD においては腫瘍死の頻度が最も高かった.
頻発した腫瘍は悪性リンパ腫, 組織球性肉腫, 肝細胞癌, 肺腺腫・肺癌, 皮膚・皮下腫瘍などであった …
抄録
SPF 条件下での老化動物育成過程で自然洗した C57BL/6NCrj (CR, 雌 535 匹, 雄 590 匹), C57BL/6CrSlc (SL, 雌 502 匹, 雄 463 匹), C57BL/6NCrj× DBA/2NCrjF 1 (BD, 雌 298 匹, 雄 346 匹) マウスの自然発生腫瘍の頻度を検討した. 腫瘍は CR 雌の 77.4%, 雄の 79.2%, SL 雌の 69.7%, 雄の 55.1%, BD 雌の 75.8%, 雄の 78.0% にみられた. 2 年齢以上生存したマウスは高率に腫瘍を有していた. 最も長寿命の BD においては腫瘍死の頻度が最も高かった. 頻発した腫瘍は悪性リンパ腫, 組織球性肉腫, 肝細胞癌, 肺腺腫・肺癌, 皮膚・皮下腫瘍などであった. 悪性リンパ腫は SL (全腫瘍の 62.3%) に, 組織球性肉腫は CR (72.1%) に, 肝細胞癌は BD 雄 (41.8%) に高頻度に認められた.
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